Re:

一個人の感想殴り書き

推し(キャラ)があっけなく死んでいた話

いきなりショッキングなタイトルですが推しは健在です、生きてます。作品の物語中の話です。



TOU観てきました。一応知らない人が読んでもわかるような感想を書いてこうと思ったけど、そもそもここは対外的に書いてるブログじゃないし、じゅかいでんの世界観を私の日本語力でまとめたら絶対伝わらないからやめた!私がわかればいい!あわよくば観た人がふらっと読んだ時に伝わればいい!←


以下ネタバレあります。







TOUそのものの感想というより、じゅかいでんという作品の硯というキャラが大好きなので硯厨の目線から書き散らします。



  • - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -- - - - - - - - - - - -


弥代「みんな殺された!」




私が大好きだったキャラの末路は、その末路の姿を見ることも叶わず、このたった8文字で片付けられてしまいました。


じゅかいでんの現場はもうほんと毎回楽しくて、まさにはっぴーではっぴーでどりーみんぐな日々だったんですけど、そんな浮かれた気持ちでいたら最後の最後で背中から刺し殺されたような。なーにがはっぴーはっぴーどりーみんぐだ!夢を見させて最後に殺しにくるとは!!!!!


と、言いつつ。TOUについては個人的にすごく好きではある。何回も観るのは本気で心が折れるだろうけど。中途半端な落し方じゃなく、完璧に叩き落としてきたの、すごく好き。



ネタバレにはなりますが、TOUで登場人物はみんな死んでしまいます。それはTOUに出てくるキャラだけじゃなく、わざわざ廃村になった桃源の村を登場させる等、過去シリーズに出てきた全ての人間すら無慈悲に殺していく徹底っぷり。しかもそれがたった約11年の間であんなにあったかかった桃源の村があんな風になるのだから、何が起きたか、あの物語に出てきた村人達がどうなったかはみんな察しろよ?みたいな。えぐい、えぐすぎる。


それは今回登場していない硯も同じでした。あんなに仲良しだった5人組の末路は、仲間との別れ、そして戦争によって命を落とす。この物語をあのように落とす為には、やはり彼らもどこかの段階で死ななきゃいけなかったのだから仕方ない。でもほんと……あんなみんな希望を持って……頑張ってたのに……(´;ω;`)



でも、硯は最後まで鬼と賢者と人間の共存の為に戦って散っていったのかなぁって思っていて。ちゃんと最後まで希望を持って生き、そして散っていけたのはある意味幸せなことなのかなぁ…わかんないけど、そんなことも思います。あ、でもとりあえず硯殺した奴はいいから表出ろや(モンペ乙)







さて、弥代と汰熊は再会しました。そこで2人は刃を交えます。もうあの時苦しすぎて死にそうだった…。TOUがじゅかいでん初観劇だった隣の友人と、じゅかいでん全部観てきた私と。たぶんこの2人が争うことの重さにかなり見解の相違があったと思います。つらかった……


結局彼らは自分達のやるべき事に気づき、2人は再び手を組んで走っていきました。それが彼らの最後のシーンでした。ラストの展開があんな感じなので、この2人の末路もきっと…察しろってやつで……(´;ω;`)


でもこれも、最後2人が仲違いしたままではなく、最期まで希望を捨てずにいてくれたのは、このシリーズを生き抜いた2人へのせめてもの優しさのように思えました。あのまま仲違いしたままとか、2人で殺し合うとかだったらふゆみさんもう死んじゃう(´;ω;`)(?)







このシリーズ、正直通して救われない話だと思うんです。無印も桃源もKINGSも、その時のゲストキャラ(主演や主演級のキャラ)はみんな最期死んじゃうし。特に桃源とか最初ポカーンってするレベルの殺され方だし。


私はこの物語を硯や5賢者(3賢者)を中心に観てたから、結果ハッピーエンドみたいな気持ちだった。好きなキャラはご健在で、次の旅に進んでいく。ちゃんと希望を持って。

でもこれはたまったま自分の推しキャラ達が死ななかったから良かったね!って話であって、決してハッピーエンドじゃなかったよね。死んでった推しキャラ好きの方々は、きっとこんな気持ちだったんだなぁ、申し訳ない。





TOUは無慈悲に全員を殺していきました。今回出ていないキャラさえも徹底的に。そして世界はリセットされました。




最後の煽り文、赤ちゃんの泣き声。

「to you」



リセットされたじゅかいでんの世界。終わりは始まりで、リセットされた次の世界の始まりは私達客席に突き付けられた訳である。


私達は彼等と同じ過ちを繰り返すのか、それとも大好きな硯をはじめ5賢者達が目指した「希望」のある世界にするのか。見た目の違いではなく、ちゃんと一人ひとりを「個」として見れるか、共存できるか(まぁ100パー共存というわけでもないかもしれないけど)。


あの突き付けられた「to you」があまりに重く、私たぶん1人で観に行ってたらうどんなんて食べれないくらいにはダメージ受けてたと思う。




「この塔から始まるといい。」




硯がKINGSで言った言葉です。
この塔から、この物語から。

現実世界を生きる私達の、希望ある世界を今度こそ築いていけたらいいなぁって思いました。