Re:

一個人の感想殴り書き

とぅえるぶあんぐりーめん ~9割ロイヤル傍聴席の話~

2019.07.17~
ナイスコンプレックス
舞台「12人の怒れる男

お呼ばれで行ってきました!社会見学!



ご用意して頂いた*1お席はロイヤル傍聴席というお席。10000円也。

ロイヤル傍聴席とは
http://%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0.jp/archives/52223121.html

★舞台側に位置する特別な席!
★席数は限られており、ゆったりとしたスペース!
★水族館のように歩き回りながら好きな場所で観れる!
★そして!キャスト・S席のお客さんからはこのロイヤル傍聴席は見えません!!!

つまり板の上に用意されたお席で自由に動き回りながら作品を観ることが出来る…ということらしい。


行く前までは全然想像つかなかったけど、これがいざ実際入ってみたらめちゃめちゃ楽しかったので書き記しておきたい。




★来場から着席まで

まず劇場に着いたら「ロイヤル傍聴席受付」でチケットを見せます。チケットには予め整番が振られてるんですけど、受付でチケットを見せると受付順に別途整番の札を渡されます。そして開演20分前くらいに札の整番順に列形成して、順に搬入口(と思われる)から入場します。
搬入口から入る時に靴を脱いで靴を片手に自分の番号のお席へ。そこに靴袋と荷物入れのカゴ、スリッパがご用意されています。福利厚生が手厚い。

★お席はどんな感じなん

イメージ図作ってみました。クソコラで。
黄緑色の席がロイヤル傍聴席、茶色のフリーハンドの(くそきたない)線が基本紗幕になっています。劇中ではどうやら窓という設定みたいです。「基本紗幕」というのは、セットの一部分はルーバー窓(ぐぐってみればわかる)になっている為。紗幕とはいえやはり幕1枚の隔たりはそこそこ感じるので、それが気になる人はルーバー窓から覗き見すると舞台の生っぽさを損なわず観れます。

ロイヤル傍聴席を横から見ると

(夜勤明けからの観劇からのご飯でお酒飲んだあとに描いたクオリティ)
1段上に椅子があり、椅子の前に人が1人座れるスペースと段差、下段。もう開演後早々基本自由に動けます。空いてれば好きな椅子座っていいし、段差に腰掛けてもいいし、下段で立つなり座るなりして好きに観て良し。すごく広いわけではないので客同士多少の譲り合いや空気の読み合いは必要。


★諸注意

移動時の音はカーペットなのでそんなに響かないけど、段差降りる時とか気をつけないと音が客席に届くかも。あと紗幕で客席から見えないようになってるんですが、白っぽい服装だと見えてしまうみたい。

事前にこんな感じの注意事項も記載ありました。梅雨の蒸し暑い時期に黒服長袖…つらかった…笑。
あと公式でもサラッと「動きやすい服で」と書いてましたが、観劇中の他の客の合間をソロリソロリと移動するんで絶対スカートじゃなくてパンツが良いと思います。ロングスカートだとたぶん裾踏むし踏まれる。






さて、そんなロイヤル傍聴席の感想。
めっちゃ楽しかったです。



とりあえず私去年11月にワンシチュエーションの裁判もの作品という少しテイストが似ている作品に通っておりまして。そこでステージ奥でやる推しのお芝居や、客席に背を向けながらの長台詞など、とにかくステージ後方から観たいお芝居が多数あってですね。ずっと「後ろの壁に私のこと埋め込んで欲しい」って言い続けておりました。
その記事がこちら
それをこの作品でまんまと実現したわけです。



今回初日だったので観劇は板の上全体を見つつ、何か裏がありそうなキャラの表情に注目してみたり、俯く顔面眺めたり。推しが出てる訳ではないので、いろいろ推理しながらいろんなひと観てたので(皆さん繊細で大胆なお芝居が多くて)まじで目が足りんかった。たぶん先に正面(一般席)で観てから次にロイヤル傍聴席の方がより楽しめたんだろうなあって思いました。あと推しが出てたら推しのお芝居取りこぼしなく好きなところから観れるから絶対絶対最高だったとおもいます。うらやましー!



あと余談ですが上演中に板の上に上がるなんて今まで経験したことが当然なかった訳ですが、今回そのような貴重な経験をさせていただきまして。板の上から客席ってどれくらい見えるんだろう問題についても取り組んで(?)いました。

小劇場でピンスポなしですのであくまで参考程度ですが、いちばん後列端の人の顔までもばっちり見えました!でもさすがに紗幕越しだと殆どわからなくて、ルーバー窓の隙間から覗いた結果ですが。あとこの作品超楽しいんでロイヤル傍聴席から一般席観察されるんじゃ…と怯えてるおたくがいたらご安心くださいそれどころじゃねーから。作品おもろいし役者観るのに必死すぎてそれどころじゃねーから。




《ネタバレなしでざくっと内容の感想》

もー本当に面白かった!!!!!矛盾を突いて論破していく様は本当にスカッとするし、タイトル通りみんなめっちゃ怒っててその熱量もすごいし、それが話が進むにつれてのそれぞれの変化、人の浅ましさや絶望。なんかばっこーとに似てる感想になってしまってますが、ばっくこーとに少しだけキムラさんの作品っぽいなぁって思える面白要素を加えて混ぜた感じ。あっという間の1時間50分でした!!!ほんといろんなひとにみてほしい!!!!まじたのしい!!!!!








次の推し現場はまだまだ先ですが、毎週いろんなとこに社会見学連れてって貰えてるので結構いいかんじです。来月は4年振りのエンカウントもあるし。いろいろインプットする社会見学期間にします。

*1:一応弁明すると関係者席とかではないです