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一個人の感想殴り書き

作品紹介タグより。セカキュー、マフィアモーレ、止まれない!


こちらのタグのお返事編。前回エントリーではじゅかいでん3作品を紹介したので、今回は更に他から3作品のご紹介!


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世界は僕のCUBEで造られる2016

公式サイト
第20回本公演 『世界は僕のCUBEで造られる・2016』 ~Premiere Edit Ver.~ - ACTOR'S TRASH
2016.06.15~06.26 全16公演+イベント2公演
サンモールスタジオで上演された作品。

その年のサンモールスタジオ最優秀なんとか賞を受賞し、連日こんなにサンモールスタジオというキャパにこれでもかというくらい客ぎゅーぎゅー詰めの満席上演、招待で観に来てくれた身内達の評価も1番高い作品になります。
ただし諸事情を知ってる面々からはたぶん「よく紹介する気になったねw」って言われそうなくらいすったもんだあった現場でした、笑。

■introduction

『自分の心の中に、会ったこともないもう一人の僕がいる…』
CUBEというドラッグを飲んだ主人公「僕」は、自分の心の中に潜ってしまう。
そこには、様々な四角い部屋があり、部屋ごとに「CUBEの住人」という「もう一人の僕」がいた。
愛と平和のCUBE「ラブ&ピース」、堕落のCUBE「怠慢」、孤独のCUBE「ムーンチャイルド」・・・
彼らは、心の中の「僕」のもうひとつの姿だったのだ。
「僕」は心の中を旅して行き、新たな自分に出会い、自分を発見して行く。
しかし、欲望のCUBEである「彼」は「僕」をつけ狙い、僕自身を乗っ取ろうとしていた……!
まつだ壱岱のインナー世界の傑作が再演決定!

「僕はできれば不幸に生まれたかった」
「僕はいたって普通だ」
「過去も未来も普通だ」
「僕は僕を巻き戻したい」
「初期化したいんだ」

CUBEを飲んだ主人公の「僕」は、自分の潜在意識の中に迷い込んでしまいます。そしてそこで出会う登場人物は皆、自分の中にある個々の感情がモチーフとなった「キューブ」という存在でした。女神なオカマのキューブがいたり、孤独な少年のキューブがいたり、欲の衝動を抑えきれないキューブがいたり。しかし主人格である「僕」が潜在意識の中に迷い込んでしまったが為に、キューブ達は僕の代わりに自分が主人格になろうと争い始めます。その争いの結末にあるものは…?

■ここが見どころ

1.2つの結末、2つのチーム
この作品は主人公の僕を含め一部ダブルキャストで、ENDは2パターンあります。ダブルキャストでも2つ
のエンドの流れは変わらないのですが、キャストが違うと随分趣きも違って、4パターンのエンドがあるような感じに思えます。円盤も2チーム分で各1枚、それぞれのエンドを収録しています。見比べてみると面白いかも?2パターンのエンドは色味が全然違ってます、観てみた人にはどっちが好みか聞いてみたい!私的にはすっごく迷うけど、現場でゾクゾクしたのはBエンドです。エンドの分岐点以降の細かいお芝居の違いも見応えありです。

2.憎しみのキューブ


ビジュ解禁の時はもうめっちゃ湧いたのを覚えています。ここまで比較的「動」のお芝居が続いていたのですが、この作品では眼力バリバリで「静」のお芝居もすごく光っていました。またこの作品は本格的に殺陣に挑み、殺陣を突き詰めていくきっかけとなりました。箱も狭かったので、最前でこの大剣を振り回されてまじで前髪持ってかれるかと思ったくらいすごい迫力でした。もーほんととにかくかっこいい!そしてキャラクターとしては切なくて、自分の中にいるであろう憎しみのキューブにも思いを馳せてしまいます。

3.個性豊かなキューブ達
憎しみのキューブ以外にもたくさんのキューブが登場します。陽気で客席に絡みだすキューブもいれば、歌い出すキューブもいるし、ネガティブで心が締め付けられそうになるキューブも。実力派のキャストが揃っているので違和感もなく、またダブルキャストのキャラクターはそれぞれの味付けも結構違っていてそれも面白い。今もし16公演通えって言われたら喜んで通うってくらい楽しかったです*1


オトメステージVol.3 マフィアモーレ☆

公式サイト
オトメステージVol.3「マフィアモーレ☆」公式サイト
2016.02.03-02.07 新宿村LIVE

同タイトルの乙女ゲームが原作となる舞台です*2。記念すべき瀬戸っち初主演舞台!共演者は当時から有名だった方から、この作品以降一気に人気になったキャストも多数。今見ると本当に豪華なキャスト陣です。

■introduction

原作ゲームの世界を舞台に、個性豊かなキャラクターたちとアナタが織り成す、ここだけの物語――

大学3年生の夏休み。おじいちゃんに会うため、イタリアに着いたアナタは、到着早々、何者かに捕らわれてしまう。
危機一髪の状態から救い出してくれたのは、イケメンの……マフィア!?

マフィアでありながら、街の治安を守るために日々活動し、住民からの信頼も厚い“フィオーレ”ファミリー。
一方、近年台頭してきた”ヴィスキオ”は、過激な新興マフィアで、フィオーレとの抗争が激化している。

そんな中、日本人観光客を呼び込むためのイベント“ジャパンエキスポ”の招致委員会が発足。
バレンタインデーを目前にしたある日、治安改善のために、すべてのマフィアの撲滅が宣言された。
さらには、イタリアの”軍警察”や、目的不明の”国際警察”、風変わりな”視察団”など、様々な勢力が現れて……

イタリアの都市”エルドラド”で起きる、思惑入り乱れたバレンタインストーリーの先にあるものは!?

■この作品の見どころ

1.若手俳優舞台幕の内弁当(?)
日替わりアドリブも多く、歌とダンスと口説きタイムと、若手俳優系舞台の面白いところを全部詰め込んだおもちゃ箱みたいな作品という印象です。客席を練り歩く系の客席降りはないけど、最前列はもれなく絡まれます*3。余談ですがその中で特定の席に座るとキャストから薔薇を貰えるんですけど、とある公演で畠山さんの薔薇席だった日があったんです。でも二つ隣が元推しの頃からお世話になっていた畠山さんファンのお姉様がいたので席替わったんですけど…そのお姉様を口説いて薔薇を渡すまでの一部始終が…沸いた…自分が貰うより100万倍ときめいた…。

2.笑顔と元気の暴力(?)アルバくん
主人公のアルバくんは底抜けに明るくて周りも明るく照らしてくれるようなキャラクターでした。この作品から本格的に通える現場になって*4友達も招待して初めて友達に瀬戸っちを観てもらう機会になったのですが、みんな見事に「瀬戸くんって明るいね」って中の人も天真爛漫な性格に思わせるくらいハマってました*5。安定の金髪に負けない顔面、初主演を我武者羅に頑張る姿は本当に千秋楽泣いた…。あ、ちなみに円盤収録回の中盤でダンスシーンがあるんですけど、その時にダンスの振りの勢いでアルバの手にあったバラの花の部分(造花)が取れてステージ遥か後方に吹っ飛んじゃうんですけど、その時のアルバくん(瀬戸っち)の反応が漫画みたいでめっちゃ面白愛しいので必見です*6

3.ルート選択はその場のおたく次第
この舞台の面白いところは全客席に1本ずつペンラが用意されていて、物語の中でオーディエンスに問うセレクトのお時間がちょこちょこあるんです。この作品は大きくわけて主要4キャラクターそれぞれで4エンドあるんですが、その時の公演が誰のエンドになるかはその時に客席がペンラをかざした数で決まります。プリキュア映画か?これ一応結構ガチなので、選ばれた時のキャストの反応が面白いです。特に円盤収録は運良くアルバが選ばれたんですが、その時のアルバくんまじ鼻息が聞こえてきそうなくらいふんすふんすしてるのでほんとくどいけど愛おしいです。ちなみに円盤には入ってませんが千秋楽も(主に畠山くんファンの善意もあって)見事にアルバルートとなりました。予定調和よりも予想外が好きな私としては、リアルタイムで手に汗握る感じが当時まじげろ吐きそうだったけど、すごく楽しかったです。他にもちょこちょこセレクトシーンがあるんですが、それを支えるアンサンブルやメイン外のキャラクターを演じる皆様も実力派揃いなので本当にどのセレクトでも楽しかったです。



止まれない12人

公式サイト
舞台「止まれない12人」 - Shimapro
2017.08.30-09.03 新宿シアターサンモール

昨年末に上演会が行われた「Bank Bang Lesson!!」に続くシマプロ制作の作品。BBL同様のワンシチュエーションコメディとなります。作品の好みとしては、こちらの方が私的にタイプです。

■introduction

西暦20XX年。
西鹿児島から青森までを1本でつなぐ新幹線が開通した。
そこを走るのは、革新的な技術により、時速500キロ走行を可能にした「雷神号」。
その完成を披露するプレミアム試乗会が行われることとなった。
さまざまな経路からチケットを入手した11人の乗客は、
いずれも一癖も二癖もある変人・曲者ぞろい。
そして、彼らと車掌を合わせた12人の乗っていた1号車が暴走。
運転士を失い、制御不能となった車両に、さらなる難題が次々と発生し、
事態は乗客たちの努力も虚しく、収拾のつかない混乱に向かって進んでいく。

―― 果たして、12人は「止まれない」危機から脱出できるのか?

これはもう補足解説不要でしょう。暴走してしまった原因は何なのか、そしてそれをきっかけに次々迫り来るピンチ(しかしその殆どが自業自得)、そんな訳あるかーい!っていう爆笑の衝撃の事実達。彼等は無事にこの危機から脱出できるのか!?

■この作品の見どころ

1.本当に個性豊かすぎる乗客達
あらすじにも書いてあるとおり12人の乗客達は本当に変人曲者揃いで、随所に笑える要素がご用意されています。怪しいスーツケースを抱えた男、凄まじい東北訛りのイモな女性、オカマ、へたれ鉄道警察官(?)、鉄道マニアの少年(青年)?、酒を飲むと豹変する男、ありったけの夢を掻き集める某アニメキャラクター等など…。もはやこれだけ個性豊かなキャラが多いとボケの暴力()個人的には木村敦さんの演じたキャラクターがめっちゃ好きでした。好きすぎてしばらく何かとつけて「アッハーン??」で一緒に通ってた友達とコミュニケーション取ってたくらいにはハマってました、笑。

2.車掌・北川
瀬戸っちが演じたのは北川という車掌。まあ車掌というか客席乗務員という方がしっくりくるかもしれないけど、その辺はまあどうでもいいや()まず車掌の格好で凛とする(けど基本マジレスしか出来ない)姿が本当にかっこいいです!決して目立つ動きが多いキャラクターではないのですが、もう車掌としての立ち振る舞いを眺めてるだけで幸せ。現場期間中観に来てた友達に「そんな目立つとこ多くないけど通ってて楽しい?」って聞かれて「板の上にいる限りは見どころしかないのでまじ楽しい」って答えたのを覚えています。本当にメインのお芝居じゃない所でも抜け目なくいろんなことしてるので全然飽きないです。そういうところが好き、笑。
あと北川さん、この物語の後半で一瞬主役を張るシーンがあって。そこは紛れもなく見どころ。それまでのギャップと、片手の位置に要注目。初日死ぬほど笑ったw総じて決して目立つ役ではなかったかもしれませんが、ちょっと上目せな言い方になってしまって恐縮ですがいぶし銀が光るお芝居だったと思います。

3.さくっと見るのにちょうど良い作風とサイズ感
約2時間の上演時間ですが、今改めて確認して「そんな長かったっけ!?」って驚いちゃったくらいには、あっという間に駆け抜けていくワンシチュエーションコメディです。そして題材も適度に非現実的で、頭こねくり回すような複雑な伏線も考察も不要。ただひたすらにステージ上で繰り広げられるドタバタとボケの雨嵐を浴び続けることが出来る作品。疲れたなぁとかただ無心に笑いたいなぁって思う時にとてもおすすめです。特に後半のテンポ感がとっても心地よいです。またこれは円盤で見るのには関係ないので余談になりますが、見づらいことに定評のある(?)サンモールの作りの中で、かなりどの席でも見易いセットの組み方だったので当時は諸事情にて全く最前揃えてなかったけど「最前じゃなくてよかった」と思うくらいには観劇側に優しい作りだったと思います*7




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ということでこのエントリーではここまで!
さっき作品紹介タグを見返したら、いつの間にかいいねが増えて10いいねになってました(^ω^三^ω^)ありがとうございます。ほんと誤字脱字多いし一個人の感想文でしかないのでちょっと書いてて恐縮ではありますが、ここまで6作品ご紹介してるのであと4作品を今後書いていきたいなぁと思います。もしまたいいね増えたらもちろん追加もします。

基本的には私が現場で観た事があって、円盤がリリースされていて、過去エントリーであんまり詳しくは紹介していない作品からチョイスしています。今後ネタが尽きたりリクエストがあればこの条件外のものも書きますが*8、仮に円盤リリースされていない作品でもモロなネタバレは書かないようにします(たぶん)ので、ご了承ください( ᵕᴗᵕ )リクエストとかがあればTwitterのリプなりお題箱にぶん投げてください!ていうか投げて!選べない!笑

*1:一部の状況下を除く、笑

*2:原作ゲームは残念ながら現在はサービスを終了しています

*3:ちなみに最前が絡まれるのは最初に告知されていて、その上で最速先行は最前列オンリー争奪戦各公演1枚しか申し込めないので数の暴力するしかないという今思えば恐ろしいチケット戦争でした。30垢ぶち込んで辛うじて5公演。それまでゆるヲタするって決めてた私が一瞬でガチ勢になってしまったのはこの作品のこのシステムのせいなので罪深い。

*4:推し始めてから4ヶ月はほぼほぼ単発現場しかなくて…

*5:なので実際は人見知りで…なんて話をしても信じてもらえなかった、笑

*6:これカメラでは見切れてしまってますが、現場では更にこっち見て「え、見た!?」みたいな顔してきて輪をかけて愛しかったです、笑

*7:ただし運転手役の方のおたくは本当につらかった作りでもありましたが…

*8:ただし現場で観ていないものは書けませんごめんなさい!