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一個人の感想殴り書き

記念のあれをなくしても 「心にある」とおさめるか~さよなら明石スタジオ

だいたいただの懐古。




忙殺の11月を終えバーイベも終えたある日、このツイートを見つけました。明石スタジオが閉館、今後取り壊しになる可能性が高いそうです。私の瀬戸歴始まりの場所。



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きっかけは「推し変したい」でした。

当時の推しにすっかり虚無を覚え*1、いろんなお友達に「推し変したい」と漏らしていました。ある人はとある俳優(元々ちょっと気になってたのもあるが)、ある人は刀剣乱舞(ものすごい勧誘を受けた)を勧めてくる中で、ディアなんちゃらで知り合ったお友達に薦めてもらったのが瀬戸っちでした。元々名前と顔はストラバの頃に別の友達から教えられてて、人の名前と顔が覚えられないおたくの私が珍しく一発で覚えた俳優さん。言うて本当に顔と苗字以外は知らなかったんだけどね。


そんな感じで候補をあげて、現場があれば行こうかなくらいの気持ちで。でも当時第1候補は瀬戸っちではなく別の俳優さんでした。元々昔から現場でも見たことあったし気になってたし。そして運命の(?)9月11日を迎えます。


この日はまず普通に仕事だと思ってたんで出勤したら、まさかの休みだったっていう(´^p^`)先輩にジュースを与えられて大人しく帰りました、笑。出歩くにもiPodの充電ないから充電してから動こうと思い、家でダラダラ。そしたらまずその第1候補くんの舞台が絶賛公演中なことに気付きました(遅い)。譲渡ないかなって探したけど、まあ当日なんてもうないよね。次に当券サクッと手に入るやろって思って公式確認したら、当券は夕方から抽選って書いてて…。今から劇場行っても間に合わないことが発覚(´^p^`)まじか


そしたらじゃあ瀬戸啓太くんは今何てんのかなって調べたら、なんとこちらも絶賛公演中じゃないですか!場所…高円寺?明石スタジオ?知らん!笑。でも本当に暇暇の暇だったし当券ありそうだったので行くことにしました。言うて向かってる最中に他の現場中だった友人2人ほどに「いやだったらこっち来いよ!!!」って言われましたが。コルダ行けなくてごめんな(?)



意外と駅から歩いたのでギリギリスタートには間に合わず、OPが終わるまで待ってからの入場でした。とりあえず明石スタジオの印象としては「外観が高校の友達が住んでた下宿そっくりやな…これが劇場…?」っていうハイパーローカルネタ。元推しはキャパ中~大規模中心に動いていた人だったので、ここまで小さい箱は友達の舞台*2以来でした。

舞台の内容も共演者も何も知らぬまま後ろ寄り下手寄りの席に通されました。あ、ちなみに作品名は「JYUKAI-DEN」です。そんなに期待値も高くない状態だったんですが。その明石スタジオで繰り広げられていた舞台は、その時の私が求めていたものがたっくさん詰まっていました。



箱は本当に狭かったです。ステージも激狭でした。でもその狭さの中でも上手く殺陣の場所を調整することで狭さを感じさせないくらい手数が多かった。久々にゴリゴリに殺陣!っていう作品を観ることが出来たのがまず嬉しかったし、この狭さをものともしない手数と実際に立ち回る役者さんの技量が凄かったです。

お話も笑いとシリアスを上手くマッチさせて飽きさせないけどくだらなくないバランスが好きでした。和風っぽいけど少し異国を感じさせる世界観も好きです。


そして、瀬戸っち。
本当に作品のこと何も知らないで行ったし、むしろ動画(?)の瀬戸っちすら見たことない状態で行ったんですけど。そこにも私が求めていたものが、欲しかったものがたくさん詰まっていました。


まず演じていたキャラクターが厨二病の呪い*3って意味がわからないし、元推しがバリバリ厨二病だったこともあって「ここでも厨二病かーい!w」って笑ったよね。でも本当にこの人厨二病なのかなって結構本気で思うくらいにはばっちりぴったりハマっていました。

一応それまでに瀬戸っちの経歴はサラッと調べていたので、まだキャリアとしては1年ちょっとしか経ってないのに*4、圧倒的に濃いキャラクターで他のキャラを食い殺す勢いで。たぶん瀬戸っち目的じゃなくこの作品に入ったとしても、強烈なインパクトを残す程に作り込まれていたキャラクターを演じていました。殺陣は流石に他のキャストに比べて手数も少ないし今を思えばものすんごく拙かったけど、それでも一生懸命やってたのもかっこよくて。そしてやっぱり顔がいい(笑)


そして印象的だったのは、そのキャラクター(硯)は右手に朱雀()を飼っていた(何を言ってるかわかんないかもしれないけど本当に飼ってた)んだけど、カーテンコールでも朱雀と一緒に挨拶してたんですよ。本当に最後まで徹底していました。そして運良く後方席ながらカテコゼロズレで*5、圧倒的かっこいい顔面でニコニコ微笑まれた(気になった)ら最後「あ、これはあかん。落ちる。」って心の中で宣言せざるを得なかったです。完敗。ブロマ買って帰りました。




私がこの時に推し変をしたかったのはまあ本当にいろんな理由があったんです。詳しく語るとまた怒られても嫌なので割愛しますが。そんな時にこの明石スタジオで行われていた作品とそこに出演していた瀬戸啓太さんという役者さんは、当時私が欲しかったものを全部持っていました。こんなに小さな箱で。本当に衝撃でした、頭を後ろから殴られたくらいの。結果、その数日後に元推しとさよならに至りました。そうしてもいい、私はこの人を応援したいこの人に投資したいって思えたから。



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そしてそこからいろんな所に行って、いろんな姿を見て知って、泣いて笑って今に至ります。約3年半前に小さな明石スタジオで出会った推しも、来週キャパ2000オーバーの大宮ソニックシティに立ちます。絶対この人は売れる!人気になる!って信じ続けてたから別に嘘みたい夢みたいとは思ってないんだけど。でもちゃんと信じてついてきてよかった、応援してきてよかったって思います。


ものすごい余談ですが。

あんまりこういうこと言うの良くないかもだけど、最近某中古グッズ販売店によく行きます。昔は元推しのブロマに瀬戸っちのブロマをさり気なく忍び込ませて査定に出しても、きっちり仕分けられて返却されるのが常でした。個人ブロマの棚を眺めながら、ショーケースに入る元推しのサイン入りブロマを眺めながら、いつもくっそくっそ今に見てろよ!!!って悔しく思いながら帰っていました。それが最近は出してはすぐ完売するので未だにブロマの相場がわからないっていう、笑。つい先日は査定に出そうとカウンターにブロマを出した途端に店員さんから「全然在庫ないですww」って草生やされてこっちも「ですよねwwwなので補充しに来ましたwww」って草生やし返しておきました。こういうのってあんまり良くないかもだけど、そこでつく査定は完全にその役者に対する客観的評価だと思っています。今まではまともに査定されることなく突き返されてたのが、今やブロマを見せた瞬間に誰かっていうのを、売れてて在庫が無いことを店員さんが認識してくれて、しっかり価値を数字として提示されることが凄まじく快感です。めっちゃ性格悪いけど「ほら見たことか!!!」って言いたい、笑。


余談終わり。




最近(えぴわんリリイベ直後)めちゃめちゃ今更ですが「推しが武道館にいってくれたら死ぬ」を読んだんです。その中で特にうわーって思ったワンシーンがこちら。3巻。くまささんっていうおたくと、その推しのれおちゃんの2人のやり取り。

「れおちゃんは僕がれおちゃんに夢見たことを全て叶えてくれる。出てほしかったお祭りに出てくれたりとか、センターにもなってくれた。それから人気投票での1位。」

「そこにはいつもくまささんがいるね。」

「えっ」

「くまささんの次の夢は?」

「れおちゃんが武道館にいってくれること」

「一緒に行こうね」


瀬戸っちもいつも私が夢にみていたことを全て叶えてきてくれました。あんなことこんなこと例を挙げればきりがないほどに。あの小さな明石スタジオから始まった私の夢は、今も現在進行形で続いています。きっとこの先もっともっと素敵な夢を叶えてくれるって信じてるし、そこに私も一緒にいれたら幸せです。

そんな夢の始まりの場所である明石スタジオはなくなっちゃうけど、私の中では絶対に忘れないし、これから先も「心にある」大切な場所です。




ちなみにタイトルはモーニング娘。のアルバム「13カラフルキャラクター」に収録されている「be alive」という曲の一節です。この頃のつんくさんの楽曲めちゃめちゃ大好きで、特にこの曲は5本の指に入るくらい大好きです。

*1:主にディアなんちゃらっていう舞台のせいで

*2:区営住宅みたいなとこの地下

*3:言の葉が少しだけかっこよくなってしまう呪い

*4:でも追追知ったけどWES通ってたので実際のキャリアはもっと長いと言える

*5:本当に昔からこういうとこだけは運がいい